セルフメディケーションって何?薬剤師を活用するとどんないいことがあるの?

 

最近、セルフメディケーションという横文字を耳にすることが多くなってきましたが、詳細をご存知でしょうか。

 

セルフメディケーション ―――訳すと「自主服薬」となりますが、正直、日本語に訳したところで何のことだかさっぱりと言うのが実際のところだと思います。

 

ただ、日本政府はこのセルフメディケーションを推奨している事実があるため、自分が損をしないためにも詳細やメリットなどを知っておきたいところではありますよね。

 

今回は、セルフメディケーションについての詳細、どのように活用していくべきなのかまたなぜセルフメディケーションが推奨されているのかなどを見ていきます。

 

セルフメディケーションとは?

 

セルフメディケーションとは、自分自身の健康を管理し、疾病がある場合には自ら医薬品を選んで自己治療することを言います。

 

つまり日ごろから病気にかからないように努力をすること。そして、軽度の体調不良になったときに備えて自分で処置・治療する知識、方法を知っておくということです。

 

ここで、セルフメディケーションが上手に活用できているところを想像してみてください。

 

健康管理ができた結果、病院に行く回数を減らせることが簡単に想像できますよね。

 

そしてその結果、無駄な医療費を払わずに済み、病院の待合室で検査や診察を待つために長い時間過ごす必要もなくなるというメリットにもなります。

 

また、病院に行く回数が減ることで他の患者さんからの風邪をうつされるというリスクを軽減することにもつながりますから、ぜひセルフメディケーションをめざしてほしいです。

 

ではどんなふうにセルフメディケーションをすればよいのかを見ていきましょう。

 

<日ごろから健康に対して意識をする>

 

まずは、自分で健康を管理し、病気にかからない努力・工夫をすることから始めてください。

 

たとえば、毎日少しずつ適度な運動をする、栄養面のバランスがとれた食事をする、睡眠をよくとるなどです。

 

一般によく言われている健康管理法と同じですよね。

 

ただ、一般に知られていることでも実際に行動するとなるとできない人がほとんどなのではないでしょうか。

 

とくに運動を毎日続けることにおいては、難しいという人が多く、運動は苦手だからと最初からあきらめてしまったり、始めたとしても三日坊主で終わってしまったりしてしまうようです。

 

心当たりがある人も多いのではないですか?

 

そんな方にはYouTubeなどの動画を使った体操やヨガなどをおすすめします。

 

今、たくさんのエクセサイズ動画がインターネット上にありますのでこれを活用しない手はありません。

 

動画ですと、一度スタートボタンを押してしまえば嫌でも運動を始めなければいけない状況が作れますし、また、短めの動画も多いので継続しやすいと思います。

 

実は、私も運動嫌いで運動から避ける生活をしていたのですが、インターネット上の動画を使ってヨガなどを始めたところとても楽しくて毎日続けられるようになりました。

 

運動は脳を良い方向に変えられる唯一の物だそうです。

 

継続は力なり―――ですので、一日数分からでも始めてみてください。

 

<体調を崩してしまったときは市販薬を使用する>

 

人間いくら健康に気を使っていても、風邪をひいてしまったり頭痛がしてしまったりすることもあります。

その様な場合にはどうすればよいのでしょうか。

 

もちろん症状がひどければ医療機関を受診すべきですが、風邪の引き始めやほんの少し頭痛がするくらいの場合には市販薬で対応するというのもセルフメディケーションの一つです。

 

でも実際には、症状がどのくらいの場合に市販薬で済ませればよいのかの判断が難しい、市販薬を選ぶにしても自分に合う薬が分からない、また、いつも飲んでいる薬との相互作用などが不安というのが本音ですよね。

 

このような悩みは専門家の意見を聞くことで解決することがほとんどです。

 

それについては次の項目で説明をします。

 

セルフメディケーションにおける薬剤師(かかりつけ薬剤師)の役割

 

自分の症状が市販薬で治りそうなのか、それとも医療機関を受診するべき症状なのか聞きたいとき。

どの医薬品・サプリメントを選べばよいのかアドバイスがほしいとき。

いつも服用している薬と市販薬の相互作用を知りたいとき。

 

そんなときには、ドラッグストアや薬局などの薬剤師に相談をしてみてください。

薬剤師は薬の専門家ですので、上に書いたような質問にきちんと答えてくれ、セルフメディケーションをサポートしてくれます。

 

聞くのがめんどくさいと自己判断してしまうよりずっと安全ですよ。

 

また、かかりつけ薬剤師を持つこともおすすめしたいです。

 

かかりつけ薬剤師は、現在服用している処方薬や市販薬の情報を管理して、きちんと薬が飲めているか、相互作用は大丈夫か、重複している薬はないかなどをチェックするのが仕事です。

 

自分の状況を把握してくれる薬剤師さんがいるということは安心感にもつながるのではないでしょうか。

 

もし、かかりつけ薬剤師を活用してみたいという場合は、お近くの保険薬局にたずねてみてくださいね。

 

また、その際に何の薬を服用してきたかを記録してある「お薬手帳」を持参していただくと非常に便利ですし、薬剤師側も助かります。

 

お薬手帳を持っていない人は、保険薬局に言えば作ってくれますので、これを機会にお薬手帳を利用してみると良いと思います。

 

セルフメディケーションになるメリットは?

 

ここまで、セルフメディケーションにおいて説明すると同時に、無駄な医療費や時間、感染のリスクが減ることなどのメリットも紹介してきました。

 

セルフメディケーションのメリットは実はこれだけではありません。

 

個人が負担する医療費が減るということは、政府が負担する医療費も減ることにもつながります。

 

日本人は医者にかかりすぎというのを聞いたことはないでしょうか。

 

世界の医療費の大部分は日本人が使う医療費で占められているという事実もあるくらいです。

 

このままでは、保険制度自体が崩壊してしまう恐れもあるため、医療費削減の問題は解決しなければいけない切実なものと言えます。

 

セルフメディケーションで健康が維持できれば、生活習慣病の予防にもなり、莫大な医療費の軽減にもつながることが想像できますよね。

 

政府がセルフメディケーションを推奨する理由がなんとなく分かってきましたか。

 

ただ、疾病の予防が、健康寿命を延ばす結果にもなりますから政府のメリットだけでなく、自分自身へのメリットも大いにあることだけは覚えておいてほしいです。

 

<セルフメディケーション税制>

 

ここでセルフメディケーション税制についても少し触れておきます。

 

今までは1年間に支払った医療費の合計が10万円を超えないと医療控除できませんでした。

 

セルフメディケーション税制は、対象となっている市販薬を購入した場合、その合計が12,000円以上になれば所得控除が受けられるという制度です。

 

市販薬の購入は自分の分だけでなく、家族分も合計できますから、12,000円以上の購入額になるひとも少なくないのではないでしょうか。

 

該当する人はぜひ所得控除を受けてほしいと思います。

 

アメリカではセルフメディケーションが主流

 

日本人は医療機関を利用する頻度がとても高いことを前の項目でお伝えしましたが、ここでアメリカの場合を見ていきましょう。

 

アメリカではすでにセルフメディケーションが主流です。

 

なぜか ―――― アメリカは、医者や歯医者にかかる費用がとてつもなく高いからです。

 

保険に入っていたとしても、ディダクションと言って一定金額以上医療費を使うまでは10割負担、それを超えてやっと3割負担になるというのが一般的なシステムです。

 

例えば私の場合ですが、日本でMRIを受けた時は診察料を含めて7,000円くらいでしたが、アメリカでMRIを受けると診察とは別で10万円以上、それに診察が加わり数万円上乗せされたことがあります。

 

また、アメリカの皮膚科の診察を受けた時ですが、薬も何も出なくて医者に診てもらっただけで1万円かかりました。

 

こんなに高いのかと唖然としましたが、それを見たアメリカ人の反応は、「安く済んだね!普通なら2,3万かかるところだよ。」というものでした。

 

ちなみにアメリカで血液検査を受けた時、4万円という請求書が送られてきたこともあります。

 

これがよく高い高いと言われているアメリカの医療費の実態です。

 

つまり、医者にかかるだけ、検査をするだけで莫大な費用がかかってしまうのです。

 

ですから、アメリカ人は風邪を少し引いたくらいで医者になんてかかろうなんて思うわけがありません。

 

ちょっと医者にかかるだけで何万もかかるくらいなら、自分で何とかしたいと思うのが当然ですよね。

 

アメリカでは体調が少し悪いくらいなら、病院に行く前にOTCが売っている薬局に行って、薬剤師に意見を求めるのが一般的です。

 

そうです。まさにそれこそがセルフメディケーションなんです。

 

アメリカでは薬剤師が「信頼できる職業ナンバー1」に輝き、牧師よりも信頼度が高いと話題になりましたが、その背景にはこのような医療システムの実態があると考えると妙に納得できますよね。

 

<アメリカのセルフメディケーションによるメリット>

 

アメリカの医療費、保険システムについてはぎょっとすることも多いですが、セルフメディケーションが主流なことだけに注目するとそのメリットも見えてきます。

 

病院にかかる患者数がとても少ないため、待ち時間が非常に少なく、具合がとても悪いときには本当に助かったこともありました。

 

病院の待合室で井戸端会議という風景はアメリカではあり得ません。

 

また、健康は自己管理が基本ということで、患者さん自身の医療の知識が高いことにもびっくりしました。

 

お年寄りを含むほとんどの人が、自分の飲んでいる薬やその用量を正確に言えますし、病態についても詳しく知っているのです。

 

そして病院にかかる必要がある際もその治療方針に関しても納得がいくまで医師に食いついて質問します。

 

「医者に任せてあるから」「医者に言われるとおりにしていれば大丈夫」というのを日本でよく聞いていましたから、あまりの違いに感動してしまいました。

 

セルフメディケーションが進むにつれ、日本も他力本願ではなく自分でヘルスケアをしていく時代になっていくのだと思います。

 

まとめ

 

今回は、セルフメディケーションについてお話してきました。

 

セルフメディケーションがどのようなもので、どのようなメリットがあるか分かって来たのではないでしょうか。

 

アメリカの例は極端かもしれませんが、これから日本も自分の健康は自分で守る時代に突入していきます。

 

人生100年の時代。

 

自分だけの力ではなく、周りにいる薬剤師などの専門家を上手に活用しながら、一日でも健康寿命を延ばせるようにがんばっていきたいですね。

 

 

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