医療情報技師とは?仕事内容や役割について解説。

 

 

医療情報技師という資格があるのをご存知でしょうか。

 

薬剤師の中には、「そんな資格聞いたことない。」とか「聞いたことがあるけど、情報技術だから私たちにはあまり関係ないのでは?」という人がほとんどかもしれません。

 

たしかに薬剤師の仕事と情報処理技術の仕事は、関連性が見つけにくいですよね。

 

しかし、私たちが利用している電子薬歴や電子カルテは言うまでもなくIT技術が生みだしたものですから、私たちと全く関係ない世界とも言い切れません。

 

今回は、医療分野とIT分野の両方で活躍をする医療情報技師について見ていきます。

 

医療情報技師とは

 

医療情報技師育成部会のホームページには、

 

医療情報技師とは、「保健医療福祉専門職の一員として、医療の特質をふまえ、最適な情報処理技術にもとづき、 医療情報を安全かつ有効に活用・提供することができる知識・技術および資質を有する者」と定義されると書いてあります。

 

情報社会と言われている現代では、情報処理の技術がさまざまな分野で必要になっていますが、それは医療の現場も例外ではありません。

 

電子カルテや電子薬歴をはじめ、たくさんの医療情報が情報処理技術で管理されていますよね。

 

医療情報技師は、保健医療福祉の現場で活躍できる情報処理技術を持ち、間接的に患者さんの安全を守っている縁の下の力持ちと言えるのではないでしょうか。

医療情報技師の仕事内容とは

 

医療情報技術師は、医療機関が使用するデータなどを管理するエンジニアです。

 

仕事内容としては、電子カルテや電子薬歴自体をつくったり、電子カルテ内の薬の情報を効率的に取り出しやすいシステムを作ったり、医療電子機器の故障を修理したりします。

 

たとえば、電子カルテなどを病院で導入するときに、使い方などの説明を聞いたり、分包機が壊れて業者の人を呼んだりした経験はないでしょうか。

 

その説明をする人や修理をする人が必ずしも、医療情報技師の資格を持っているわけではありませんが、医療情報技師の仕事内容のイメージをするには、上記のような仕事を考えると分かりやすいと思います。

 

医療情報技師になるには

 

医療技術史になるためには、医療情報システムに関する知識と保健医療福祉の知識を習得して、『医療情報技師能力検定試験』に合格することが必要です。

 

ちなみに医療情報技術師は、国家資格ではなく民間資格になります。

 

医療情報技術能力検定試験を受験するための条件はないため、勉強して検定料を払えばだれでも受験することができます。

 

ただし、合格率はとても低く、毎年35%前後しかありませんので、難易度はかなり高いと思ってください。

 

受験科目は、「医学・医療系」、「情報処理技術系」、「医療情報システム系」の3科目で、マークシート方式によって出題されます。

 

検定料は15,000円となっています。

 

受検して合格した科目は、「科目合格」として2年間有効です。

 

受検した翌年と翌々年に限って、受検しなくても合格が有効ですが、有効期間を過ぎた後は再受検することが必要です。

 

3科目すべてに合格すれば、晴れて医療情報技師となることができます。

 

医療情報技師の就職先とは

 

医療情報技師の資格が生かせる就職先は、電子カルテや電子薬歴を販売している会社、添付文書などの情報のデータベースを作っている会社などがあげられます。

 

先ほど、医療情報技師が情報処理技術に加えて医療の知識が必要とお伝えしましたが、私は、このような会社で実際に働いた経験があるので、このことの意味が痛いほどわかります。

 

普段の仕事は情報処理技術を主に使いますが、取引先などが医療機関である場合も多いですし、患者さんや医療スタッフが、どのようにすれば使い勝手が良くなるか考えることも必須ですので、医療の知識が不可欠になるのです。

 

会社には、医療経験のある人といない人と両方いましたが、やはり医療経験のある人の方が上司からの信頼も厚く、出世も早い気がしました。

 

病院で働いたことのないスタッフの一人が、「会社を一度休職して病院に働きに行ってみたい。」ともらしているのを聞いたこともあります。

 

現在、薬局で働いている薬剤師は、もう医療経験があるということですから、これから情報処理を学べば、その経験をITの世界で生かせるかもしれませんよ。

 

まとめ

 

今回は、医療情報技師の仕事内容や資格の取り方、また就職先に考えられる会社についてお話してきました。

 

医療情報技師の資格試験の難易度が高いということや、スキルを生かせる会社などが分かったのではないでしょうか。

 

薬剤師は、基本的に理系教科が好きな人が多いので、情報処理を学ぶことに対してそれほど苦に感じないのではないかと思います。

 

薬剤師の経験やスキルを、また違う分野で生かしてみるのも非常に面白いものです。

 

興味のある方は、医療情報技師の資格を取得してみてくださいね。

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      2020/02/27

 - 製薬会社の薬剤師