将来薬剤師になるにはどうしたらいいですか?に答えます。

 

 

「手に職をつければ、不況の世の中でも生きていける!」

 

両親や学校からそう言われて、今、資格取得を目指している高校生がたくさんいるそうです。

 

その中でも国家資格の一つである薬剤師は、「いつでも職があり困らない」、「時給が高い」、「医療職だけど血を見なくてもいい」などのイメージから特に人気のある資格になっています。

 

私が高校生の時、学年の人数が200人ほどいた中で、薬剤師志望の学生は約10人くらいいました。

 

女子高でしたが、かなり多くの学生が薬剤師になりたいと思っていたのかが分かりますよね。

 

しかし、実際に薬剤師になったのは私を含めてたった2人という結果でした。

 

その結果を見て、薬剤師になることは簡単ではないと感じた人も少なくないのではないでしょうか。

 

薬剤師になるにはさまざまな難関を通り抜けるために努力をし続けることが何より大切です。

 

今回は、薬剤師になる方法を順序だてて説明していくとともに、気をつけなければいけないところやどのような努力をしたらよいかを具体的にお話していきます。

 

大学の6年制の薬学部に合格する

 

薬剤師になるにはまず、6年制の薬学部に合格することが必要です。

 

薬学部には4年制と6年制が存在しますが、4年制は薬学研修者の養成が目的。

 

6年制は薬剤師の養成が目的で、6年制を卒業しないと薬剤師国家試験を受ける権利はありませんから絶対に間違えないようにしましょう。

 

<理系教科を中心に勉強>

 

大学の薬学部に合格するためには、化学、数学、英語を中心に学ぶことが最も近道になります。

 

私立の場合は、入試科目がその3つのみあることがとても多いので、他の科目があまりできなくてもその3つさえ得意であれば、薬学部に合格できると言っても過言ではありません。

 

入学試験時は、その3つの科目の合計点で合否が決定しますから、満遍なく点数がとれるようにしておくべきと言えます。

 

ただ、薬科大に入ってからは化学中心の授業になりますので、特に化学は分からないところがないように、満点を目指して勉強しておいてください。

 

中には、「化学が苦手だけれど、数学と英語が得意だからこれで点数を稼いで合格したい。」という人もいるかもしれません。

 

そのような人が薬学部内の私の学年にもいましたが、入学してから化学の授業についていけずとても大変な思いをしていました。

 

高校生で学ぶ化学は基礎中の基礎ですので、薬学部を目指す場合はそれを完全に理解して、できれば応用力まで身に付けておいた方がいいです。

 

大学の教授たちは基礎はすでに身に付けているという前提で授業どんどん進めるということも頭に入れておきましょう。

 

ちなみに、高校によっては理系クラスに入らないければ、薬学部の入試に対応する化学や数学の授業が受けられないところもありますので、理系と文系のクラス分けをする前に進路を決める必要がありそうです。

 

<学費が一般の大学より高い>

 

大学に合格することも大切ですが、学費についてもご両親などと話し合っておいた方がいい場合もあります。

 

一般の私立文系大学の4年間の学費の平均は395万円。

 

一般の私立理系大学の4年間の学費の平均は538万円だそうです。

 

一方、私立の薬学部はと言いますと、6年間の学費の平均は1144万円で、普通の理系大学の倍以上の学費がかかります。

 

経済的にかなり余裕のあるご家庭はいいですが、1000万円を超える学費はかなりの高額と言えますので、進学しても問題はないかということを相談しておきましょう。

 

経済的に少し難しいということであっても、学生ローンや奨学金を利用する方法もありますので、併せて話し合うと良いと思います。

 

大学生活は勉強と実習に集中する

 

辛い受験勉強に耐え、薬学部に無事合格できたら、ようやく花の大学生生活が送れるということで思いっきり遊びたい気持ちは分かります。

 

ですが、勉強の大変さは実はここからが始まりです。

 

実習は終電の時間まで続くこともありますし、勉強することが常に必要な環境だということも忘れてはいけません。

 

他の大学の学生が、サークルや飲み会で楽しんでいても薬学生は勉強や実習に集中することが必要ということです。

 

大学にもよると思いますが、5人に1人は入学から卒業までに一度は留年か卒業延期を経験するというとても厳しい世界です。

 

大変な受験勉強を経て合格を勝ち取った人たちでも、その20%の人が留年しなければならない現実を考えると、いかに厳しいかが想像できるのではないでしょうか。

 

留年などをすれば、国家試験の合格率は大幅に下がりますし、授業料なども大学にいる分だけ高くなりますので、留年をとにかく避けるためにも、できるかぎり勉強に集中してください。

 

私の経験では、大学受験よりも大学に入ってからの勉強の方が何倍も大変で時間をかけなければいけませんでした。

 

1、2年生の時に怠けている人とそうでない人は、3年生以降に実力の差がはっきりしてきます。

 

他の大学生が遊んでいても気にせず、「あの時もっと勉強しておけばよかった」と後悔しないように6年間しっかり頑張りましょう。

 

大学を卒業する

 

薬学部の最上級生になり、卒業を間近に控えると卒業試験と言うものを受けなければいけません。

 

大学は、薬剤師の国家試験の合格率を他の大学と競うため、少しでも高い合格率を出したいと思っています。

 

合格率を上げるため、初めから国家試験に合格する見込みのない人を卒業延期にし、国家試験を受けさせないという対策をとっているのです。

 

卒業試験は、それを判断するために行う試験だと思っていてください。

 

卒業試験に合格できなければ、大学を卒業することも国家試験を受けることもできません。

 

このことからも普段から勉強の癖をつけておくことがどれほど重要かが分かりますよね。

 

薬剤師国家試験に合格する

 

薬学部を卒業すると国家試験を受ける資格が得られ、その国家試験に合格すると晴れて薬剤師になれます。

 

国家試験勉強は、出題範囲も広く、とにかく大変ですが、この試験に合格するために全薬学生が一日十何時間もの時間をかけて必死に勉強します。

 

 

国家試験が終わった時、私は長い戦いがやっと終わったように感じました。

 

そしてもう国家試験の勉強をする必要がなくなったと思った途端、まるで気が抜けてしまったように数時間椅子に座り込んでしまったのです。

 

後勉強机に積んである国家試験対策に使ったテキストを片付けながら、「長い間一生懸命勉強して、良い結果を出すことができて本当に良かった。」と思ったのを今でも覚えています。

 

勉強は薬剤師になっても続く

 

薬剤師になれてほっとしたのも束の間、仕事が始まると今度は目の前にいる患者さんや取り扱う薬から勉強を続けていくことになります。

 

医学は日々に進歩していて、それに伴って知識のアップデートが必要になるからです。

 

薬剤師になるためには努力をし続けることが必要とお話ししましたが、薬剤師になった後もまた努力をし続けていかなければなりません。

 

「薬剤師は努力や勉強ばかりで大変。」と思った人もきっといると思いますが、医療系の世界に飛び込むということはそういうことなのです。

 

まとめ

 

今回は、薬剤師になるための順序や努力するポイントについてお話してきました。

 

薬剤師の資格を取得するまで、努力をしなければいけないことが沢山あること、またその努力は薬剤師になった後も続くことなどが分かったのではないでしょうか。

 

薬剤師は、医療人の一人として患者さんの役に立つことを第一に考えなければいけない職業です。

 

初めは不況だからなど経済的な理由で資格を取得しようと思った人もいるかもしれませんが、薬剤師として働くのなら患者さんを思いやり、患者さんのために仕事をしたいと思うことも忘れないでほしいです。

 

それに、命にかかわる仕事に就くと思えば、大変な努力でも、必要な努力だとして受け入れられますよね。

 

一人でも多くの患者さんを救うために、一生懸命がんばって素敵な薬剤師になってくださいね。

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 - 調剤薬局の薬剤師