かかりつけ薬剤師のメリット・デメリットを患者さん・薬剤師の両方の立場から解説!

かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師とは?

薬局や薬剤師にも「かかりつけ」機能があります。この制度は、患者さんが自ら「かかりつけ薬局」を決め、さらにその薬局に勤務する薬剤師を「かかりつけ薬剤師」として指名するものです。

高齢化社会が進む中、医療や介護、生活支援が一体となった地域包括ケアに薬局も含まれています。

薬局は、ただ薬をもらうだけの場所ではなく、医療機関の一部としてもう一度使い方を考えてみてはいかがでしょうか。

→かかりつけ薬局とはどんな薬局?

「かかりつけ薬局」とは、いつも行く自分の薬局を一つに決めておくことです。

いくつもの病院にかかる時に、それぞれ違う薬局で薬をもらっていませんか?薬の名前は全然違っても、効果が同じものや、一緒に飲んではいけないものがあります。風邪薬をドラックストアで購入した際にも、いつも飲んでいる薬と飲み合わせが良くない場合があります。

かかりつけ薬局を作っておくことで、一般医薬品等を含めた全ての薬の情報が一元的に管理してもらえるのです。また、いつも行くからこそ、小さな異変にも気が付いてもらえます。

さらにかかりつけ薬局には、24時間対応や在宅訪問に対応することが求められております。このような機能があることで、継続的に患者さんの健康をサポートすることができるのです。

 

→かかりつけ薬剤師とはどのような薬剤師?

「かかりつけ薬剤師」とは、すべての薬剤師がなれるものではなく、一定の基準を満たした薬剤師だけがその資格を得られます。

その基準とは、具体的には「保険薬剤師として一定年数以上の勤務経験があること」、「その薬局に週32時間以上勤務していること」、「その薬局に一定年数以上在籍していること」、「研修制度などの認定を受けている認定薬剤師であること」、「医療に関わる地域の活動に参加していること」の条件があり、これらをすべて満たしてこそ、かかりつけ薬剤師になることができます。

 

 

かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師を持つことは?(患者さんの立場から)

→メリット

かかりつけ薬剤師を持つことで、いつでも気軽に相談できる健康上のパートナーを持つことが出来ます。

かかりつけ薬剤師は、責任を持って使用している薬剤を管理するだけでなく、健康食品や食事なども把握してくれます。そのため、相互作用や重複投与を未然に防ぐことができ、サプリメントなどのアドバイスも受けられます。また、病気や健康についてもいつでも相談可能です。

さらに、かかりつけ薬剤師は、24時間対応できる体制をとっているため、緊急に連絡することもでき、どうしても薬局に行けない事情がある際には在宅の対応もしてもらえます。

副作用やアレルギー、病気に関する悩みなど、いつでも困ったときに対応してくれる人がいることで、信頼や安心感が全然違ってくるでしょう。

 

→デメリット

かかりつけ薬剤師を指名しておくことで、安全に一元的な薬の管理をしてもらえる一方で、費用がかかります。

3割負担の患者さんでは60円~100円ほど負担がかかります。この金額は、「薬剤服用歴管理料」に代わり「かかりつけ薬剤師指導料」が算定されるからです。

また、かかりつけ薬局を決めてしまうことで、薬局とは遠くの医療機関で発行された処方箋もその薬局まで持っていかなければなりません。

薬局では、それぞれ取り扱っている薬剤や品目数が異なるため、在庫がなく、すぐに欲しい薬を受け取れないケースもあります。

特に、難病や特定疾患で使用する専門的な薬剤は取り扱われている薬局が限られているため、事前に相談しておく必要があります。

かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師をすることは?(薬剤師の立場から)

→メリット

かかりつけ薬剤師に指名してもらえると、担当患者さんの薬をすべて把握できます。一元化して管理できることで、より詳細な服薬指導ができるようになります。

薬剤師にとって、担当の患者さんとの信頼関係が高まることはモチベーションの向上になります。生活を含めた健康相談をしてもらえることや医療のパートナーとして、患者さんに頼りにされることはとても嬉しいことです。

さらに、「かかりつけ薬剤師指導料」が73点算定できるため、収益も上がります。

 

→デメリット

薬剤師にとって、かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師であり続けることは、決して簡単なことではありません。「研修認定薬剤師」になるためには、集合研修やグループ研修、自己研修などに参加して、年に30単位を取り3年毎に認定を更新し続けなければなりません。

また、かかりつけ薬剤師は、担当の患者さんからの相談や呼び出しがあったときには、24時間対応しなければなりません。夜間や休日を問わず、緊急で相談にのったり、調剤に対応しなければならないので、常に担当患者さんの情報を把握している必要があります。

 

 

現在、薬が適正に使用できていないことや、自宅に薬がたくさん残ってしまう患者様も多いです。しかし、誰に相談すれば良いのか分からずに、薬剤管理が上手くいかないことも見受けられます。

かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師は、必要とする度合いは個人で異なります。しかし、薬剤師が介入することで、今までできなかったことが可能になるケースもあります。

自身にとって、かかりつけを持つことで服用状況の改善や安心、健康の向上へつながる場合は、かかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を是非お持ちになってください。

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