食品衛生監視員とは?仕事内容・なる方法やメリットについて薬剤師が解説します。

 

 

公務員として働く食品衛生監視員という職種があります。

 

これが食品に関する仕事だということはだれでも分かると思いますが、実際の仕事内容を知っている薬剤師は実際にはかなり少ないのではないでしょうか。

 

また、食品衛生監視員は公務員ということで、この仕事に就いてみたいと思っている人も中にはいると思います。

 

今回は、食品衛生監視員について、仕事内容や資格の取得方法、メリットなどを見ていきます。

 

食品衛生監視員とは

 

食品衛生法などの法令に基づいて国民の健康を守るため、食の安全と安心を確保する仕事です。

 

食品は直接口に入るものなので、人々の健康に直接影響を与えます。

 

残留農薬、添加物、放射性物質などがからだに悪影響を及ぼさないように、その名の通り食品衛生を監視しているのです。

 

食品衛生監視員の仕事内容とは

 

食品衛生監視員は公務員の仕事ですが、それが国家公務員か地方公務員かによって仕事内容が違います。

 

  • 国家公務員の食品衛生監視員の仕事

 

国家公務員である食品衛生監視員は、空港などの検疫所で働き、輸入された食品が安全であるかをチェックしたり、危険性がある場合には流通をストップさせたりしています。

 

検疫所での仕事は、輸入食品監視業務、検査業務、検疫衛生業務の3つに分けられています。

 

<輸入食品監視業務>

 

輸入した食品が、食品衛生法に適合しているか、検査が行われているかチェックする業務です、

 

外国で禁止されていない添加物が、日本で禁止されていることはめずらしいことではありません。

 

食品衛生監視員は、それらを見つけ出し、食品業者に指導することも業務の一つです。

 

<検査業務>

 

精密機器を使って分析する仕事です。

 

微生物のチェックや農薬、添加物のチェックなどを行います。

 

食品に含まれている成分は見ただけでは分からないため、機器を使って正確に調べる必要があるのです。

 

分析化学などで、精密機器を使ってきた薬剤師は、この業務はとても魅力的に感じるのではないでしょうか。

 

<検疫衛生業務>

 

国内への感染症などの病原体の侵入を防ぐため、船や飛行機、乗客や乗組員、動物などを検査します。

 

今、コロナウィルスが猛威をふるっていることから、この業務をイメージできた人も多いのではないでしょうか。

 

食品衛生監視員は、感染者を発見すると隔離や消毒などの措置を行うことも業務の一つです。

 

  • 地方公務員の食品衛生監視員の仕事

 

地方公務員である食品衛生監視員は、保健所に勤務して地域の飲食店における食品衛生などを監視することが主な仕事です。

 

仕事内容としては、

 

〇飲食店などの営業施設の許可

〇飲食店に対する監視・指導

〇食中毒などの調査や対策

〇食品の検査

〇食品に関する苦情などの対応

 

が挙げられます。

 

この中の一つである、食品に対する苦情の対処が業務の一つだということはイメージできなかった人も多いのではないでしょうか。

 

食品の衛生面などに対して苦情があった時に、その原因究明や再発防止策を行うのも保健所の食品衛生監視員の役割の一つです。

 

食品衛生監視員になるには

 

食品衛生監視員になるためには、食品衛生監視員の試験に合格することがまず必要です。

 

試験には受験資格があるので、自分が当てはまっているかどうか確認をしてください。

 

<受験資格>

〇年齢が21歳以上30歳未満であること

〇次のいずれかの条件をクリアしていること

  • 都道府県知事の登録を受けた食品衛生監視員の養成施設において所定の課程を修了した者
  • 医師、歯科医師、薬剤師又は獣医師
  • 大学又は専門学校において医学、歯学、薬学、獣医学、畜産学、水産学又は農芸化学の課程を修めて卒業した者
  • 栄養士で2年以上食品衛生行政に関する事務に従事した経験を有する者

 

つまり、21歳から29歳までの薬剤師であれば食品衛生監視員の試験を受ける資格があるということです。

 

ただし、食品衛生監視員として働くには採用試験である公務員試験に合格することも忘れてはいけないポイントです。

 

検疫所で働く場合は国家公務員試験の合格、保健所で働く場合は地方公務員試験の合格がひつようになります。

 

自分が働きたい職場がどこなのかを考えて、詳しい内容をチェックしましょう。

 

食品衛生監視員になるメリットとは

 

食品衛生監視員の第一のメリットは公務員として働ける点ではないでしょうか。

 

福利厚生が民間の仕事に比べて良い傾向がありますし、収入や雇用が安定しているというメリットがあります。

 

また、検査などで薬剤師のスキルが生かせるということもメリットの一つと言えるのではないでしょうか。

 

薬剤師が食品衛生監視員として働く場合、薬剤師の資格、食品衛生監視員の資格を持って仕事をするため、誇りを持って業務に就けると思います。

 

まとめ

 

今回は、食品衛生監視員について仕事内容や資格取得の方法などを見てきました。

 

食品衛生監視員の仕事は、検疫所や保健所などで行われていることや、食品衛生監視員として働くためには、食品衛生監視員の試験のほかに公務員試験にも合格しなければいけないことなどが分かったと思います。

 

私たち薬剤師は、普段医薬品に関わる仕事をしている人がほとんどです。

 

しかし、大学で学んできた分析のスキルや食品添加物などの知識を生かして、食品に関する仕事において活躍できるのも、薬剤師の能力の素晴らしいところと言えるではないでしょうか。

 

食品衛生監視員として、今まで学んできたものを生かしながら、国民の食の安全を守っていってほしいです。

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 - 調剤薬局の薬剤師